政府、9月5日に楢葉町の避難指示区域を解除 

Fukushima

政府の原子力災害現地対策本部は7月6日、福島県楢葉町に対して、9月5日午前0時に避難指示を解除する方針を明らかにした。高木陽介・経済産業副大臣が町側に伝達した。原発事故で全住民が避難している自治体の避難指示を解除するのは初めてとなる。

原子力災害現地対策本部は「避難指示を解除する要件を満たしており、『戻りたい』 と希望する住民の方々にまで強制的に避難を強いなければならないほど、 生命・身体に危険が及ぶ状況にはありません」としている。

楢葉町は現在、町域の大半が避難指示解除準備区域に指定されている。6月1日現在の人口は7,401人。政府は2014年3月に、同町の除染が完了したとしている。政府の資料によると、町内の宅地の空間線量率は平均で0.30マイクロシーベルト毎時で、除染前の平均値から59%低減したという。

政府は、住民の帰還を促すため、買い物、医療、飲料水の3分野について、追加的な対策を打ち出した。

  1. スーパーの品揃え拡充、日曜日の営業再開、宅配サービス
  2. 医療機関へのバスの本数、運行時間を拡大
  3. 水道水の放射性物質検査の実施

楢葉町の松本幸英町長は「すぐにふるさとに戻られる方から、様々な事情により当面戻れない方まで、全ての町民の皆様の思いをしっかりと受け止め、それぞれの課題の解決を図っていく」とのコメントを発表した。

Source: 福島県楢葉町