インドのウラン鉱山の放射性物質、河川に流入か 米調査報道機関が報じる

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インドのジャールカンド州ジャドゥゴダで、ウランの採掘などで出た放射性物質が河川に流入した疑いがあると、米国の非営利調査報道機関「センター・フォー・パブリック・インテグリティ」(CPI)が報じた。調査に携わったインドの研究者は、スバルナレカ川流域の住民数百万人が影響を受けるおそれがあると指摘している。

ジャドゥゴダにはウラン鉱山や核関連施設があり、国営企業などが運営している。12月14日付のCPIの報道によると、ジャダプール大の研究者らのチームが7年前、スバルナレカ川の水と周辺の湧水を採取して分析した結果、アルファ粒子を検出したとされる。ウランの採掘で出る鉱滓や残土が放射性物質とともに河川に流れ込み、汚染された可能性がある。

アルファ粒子は透過力が小さく、衣服や皮膚を通らないが、飲料水とともに体に取り込むなど内部被ばくをした場合は危険性が高い。

ウラン鉱山周辺では90年代ごろから、鉱山の周辺住民の健康被害が報告されており、妊娠した女性の流産や死産が続いたとの報告もある。

安倍晋三首相は12月12日、インドを訪問し、モディ首相と会談した。日本とインドの原子力分野での協力についても合意している。外務省によれば、モディ首相は「日本企業にとっても大きなビジネスチャンスになる」と述べたという。

日本とインドの両国は今後、技術的な詳細について詰めの協議を進め、「原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とインド共和国政府との間の協定」に署名する。

Source: The center for Public Integrity, 外務省