開園時、線量計測せず 公園の高線量問題で豊島区

Others

東京都豊島区の「池袋本町電車の見える公園」で4月下旬、毎時480マイクロシーベルトの放射線量が測定され、土中からラジウム入りのカプセルが見つかった問題で、豊島区は、2013年3月の開園時に園内の放射線量を計測していなかったことを明らかにした。区と警視庁は、カプセルが公園の土壌に紛れ込んだ経緯を調べている。

区の発表によると、東京電力福島第一原発事故後の2011、12年度は、区内の全公園の放射線量を測定していたが、平常値だったため、13年度は測定を実施しなかったという。

同公園では、直径3ミリ、高さ3ミリの円筒形のステンレス製のカプセルが、すべり台周辺の土壌から見つかり、カプセルの中にラジウムが封入されていた。総放射線量は37ベクレルだが、カプセルの密閉性は確保されており、ラジウムがカプセル外に漏れ出ることはないという。このため区は、カプセルから放射線(ガンマ線)は出ていたが、放射性物質が土壌に混じるなど、土壌汚染のおそれはないとしている。

カプセルがみつかったすべり台付近を中心に半径5メートル圏内で自由に動き回り、約2時間遊んでいた場合に3.6マイクロシーベルト、同じ行動を年間200日繰り返した場合、0.7ミリシーベルトの被ばく線量になるとの試算も明らかにした。

区は、住民向けの説明会での出席者との質疑の内容をウェブサイトで公表している。5月29日、30日にも説明会を開く。

Source:豊島区