ホースから高濃度の汚染水漏えい 湾内の汚染、一時最高値に 福島第一原発

Tepco

東京電力福島第一原発で29日10時08分ごろ、側溝に設置されているホースから水が漏れているのを、協力会社の作業員が見つけた。18分後に水を送るポンプを停止した。原発の港湾内では29日朝、ベータ線を出す放射性物質の濃度が過去最高値となった。東電は「現時点では外洋への影響はない」としている。

東電によると、漏えいした汚染水は港湾内に排水された。港湾内の3地点で29日朝、いずれも過去最高値にあたる海水1リットルあたり190~290ベクレルを測定。ベータ線は、ストロンチウムなどの放射性物質から出る。29日朝に過去最高値が計測された地点と計測値は次のとおり。

1号機取水口(遮水壁前) 290 (Bq/L)
2号機取水口(遮水壁前) 240
福島第一港湾中央 190

ホースから水が漏れた側溝から、29日11時30分に1リットルあたり22,000ベクレルが計測されている。

東電は、29日に福島第一港湾口などから採取した海水は、検出限界値を下回っていることから、外洋への影響はないとの見解だ。

世界保健機関(WHO)は、1キログラム(1リットル)あたり10ベクレルを、飲料水の基準値としている。

Source: 東京電力